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ぶらり西尾観光《其の8》今川氏発祥の地(後編)

今川貞世のお墓

今川貞世のお墓

今川貞世のお墓

今川氏発祥の地、西尾。


西尾中学校の南側にひっそりと佇むその地の中央にお墓があります。

つい、発祥の地の碑だけに目がいってしまいますので中央にありながら見落としがちな(失礼)お墓なのですが、今川貞世という武将の墓なのだそうです。

 

実は、先回(中編)でお知らせした説明書きのある黒い石版の裏側に今川貞世について記載があります。

せっかく今川氏発祥の地まで足を運んでもここを見落としている方は多いかもしれませんね。

だって裏側ですもん。
さてその説明によれば、

 

「今川貞世は今川氏の祖国氏の孫にあたる範国の二男で、南北朝時代の人である。遠江国守護職、九州探題をつとめた。
武将として功のあったほか、冷泉家歌風を伝える歌人として名をなし、また、文人としても知られた。のち入道して了俊、徳翁とも称し九十歳を生きた。」

 

とあります。
武将で歌人で文人で長生きだったんですね。

西尾市で剣道が盛んなのもこうした名のある武将たちの築いた功績が後押しをしているのかもしれません。

いわゆる「武士」のふるまいやたしなみは鎌倉時代から始まったとされていますが、貞世さんにも何か一流の香りがしませんか?

小笠原流作法とかやってたんでしょうか?

 

いまの西尾でも、盛んな剣道で心や身体を鍛えるのと同時に、歌を詠んだり、お茶をたしなんだりと、幼少の頃から「人間教育」ができたら素晴らしいなぁ、と感じました。