【佐久島・さくしま】観光もグルメも!アートの島・佐久島で満喫!
佐久島青少年キャンプセンターに集う若人を描いたドキュメント
あいちインターネット情報局という愛知県広報広聴課が運営しているサイトがあり、そこで当時ニュース映像として制作された動画が公開されています。
YouTubeにはあいちインターネット情報局のチャンネルも用意されていて、当時の懐かしい映像を見ることができます。そこで、見つけたのが今回の動画です。「佐久島の歌」というタイトルで昭和41年に制作された作品のようです。動画は8分13秒。
今見ると驚くような映像もありますので、ここではその内容を見ていきたいと思います。
佐久島からの眺め
タイトル「佐久島の歌」
佐久島の空撮。ドローンではありません。
※引用は映像のナレーションを書き起こしたものです。
(歌声)
知多半島から渥美半島にかけて、天からこぼれ落ちたような島々を海に横たえながら、豊かに広がる三河湾国定公園。
波静かなこの三河湾に浮かぶ佐久島は、周囲におよそ12キロ、島々の中で最大の面積と豊富な自然の美しさを誇っています。
「天からこぼれ落ちたような島々」というコメントにさっそくやられてしまいます。今の時代とは随分とナレーションの内容が変化しているようです。なんだか昔のほうが趣がありますね。
船が佐久島にやってきました。東港でしょうか。
今と停泊している場所が違いますね
丘の上に建っているあの建物は?
佐久島青少年キャンプセンターでした
自然は心のふるさと。憩いとやすらぎを求めて、島に若人がやってきました。
輝く太陽の下、海のオゾンと木々の緑に包まれて、小高い丘の上にそびえる佐久島青少年キャンプセンター。
宿泊施設の整えられたセンター本館や、その裏山に広がるキャンプサイトからは、はつらつとした若人の歌声がこだましています。
(歌声)
「自然は心のふるさと」という言葉がじんわり心に響きます。映像では東港から下船する人々が写っていますが、今と停泊している場所が違いますね。今よりも随分手前のようです。
そして若人が次に向かうのが佐久島青少年キャンプセンターです。現在この建物はありませんが、跡地にはアート作品が置かれてます。
そしてはつらつとした若人の歌声がこだまするのです。この歌声は男女の合唱です。「やーまーはしろーがねー」みたいな歌です。間違ってもJPOPとかではありません。
こちらはセンター本館内部
集う若人
手を繋いで楽しそうに歌う若人
やっぱりキャンプは外せません
共に歌い共に語り、大自然の中に集う若人。寒い冬の間は本館へ泊まるとしても、キャンプセンターでの楽しさを十分に味わうのには、なんといってもテントでの生活が一番です。
(歌声)
そうです。佐久島といえばキャンプ!でした。昔は。
今はそうでもありません。どちらかといえば日帰りがメインです。泊まりでも旅館か、クラインガルテンでしょうか。
それにしても、男女が手に手を取って歌を歌っている姿が美しいではありませんか。
島にはパイナップルが
若人は古墳を見にいきます
古墳・貝塚を覗き込む若人
水成岩を見る若人
テントを張り終えると、島内めぐりです。
(歌声)
島中いたるところに見受けられる古墳や貝塚は、数々の伝説とともに、佐久島の古い歴史を物語ってくれます。
長い年月、海水に洗われて、美しい景色を形作る水成岩の岩肌。よく観察してみると無数の生物が見受けられます。島は自然科学の宝庫といえましょう。
今のようにインスタ映えするスポットを回ったり、グルメスポットを巡るなんていうことを昔の若人はしません。古墳めぐりや岩肌の観察です。それだけで楽しいの?なんて思ってしまったアナタはかなり現代に毒されてしまったのかもしれません。
漁業をしている様子
料理をしています
現代でも通じる可愛さ
しっかりキャンプしている感じです
今も昔もやっぱりカレーですよね!
人口900名あまり、島の人びとは今日も海の幸を求めて、たくましく働いています。
都会では味わうことのできない魅力。
自然を愛し自然に学ぶ島の一日は、きっと良い思い出を残してくれることでしょう。
澄み切った空気と爽やかな潮風を受けて、すっかりおなかを空かせた若者たち。夕食の支度が手際よく進められています。
(歌声)
この頃の佐久島は人口900名。今はその半分以下、250名ほどです。この50年でかなり減ってしまったようです。
若者たちのキャンプは本格的なものですね。この頃からカレーは人気だったようです。今だとなんでしょうか?バーベキュー?
夜は定番のキャンプファイヤー
そしてフォークダンス!
そしてテントで就寝
朝から歌ってます
楽しい島キャンプでした
おしまい
島はやがて夜の帳(とばり)に包まれます。
暗闇に炎が踊り、キャンプ生活のクライマックスを彩るキャンプファイアーが始まりました。
(歌声)
余暇を利用した野外活動は、青少年の心に協同の精神を培っていきます。
(歌声)
キャンプを通じて確かめあった、友情、島は静かな眠りにつきました。
(歌声)
今日もまた島に沸き起こる若人の歌声。その歌声は、青少年が健やかに伸びてゆくことを願って誕生した佐久島キャンプセンターから、はるか海の彼方までこだましています。
キャンプファイヤーとフォークダンスはセットです。
ここでも男女が仲良く手を繋いで過ごしています。子供の頃はイヤイヤだった男女で手をつなぐ行為も今でもワクワク体験だったと懐かしむ方も多いはず。
続く翌朝も若者たちは歌っています。皆さんハツラツとされてますね。
50年前の若者キャンプは今見るととても新鮮です。そういえば、誰もお酒飲んでませんでしたが彼らはいったいいくつくらいだったのでしょうか?
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