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ぶらり西尾観光《其の10》常楽院閻魔堂(前編)

西尾市刈宿町の赤鬼青鬼

西尾市刈宿町の赤鬼青鬼

おちゃめな赤鬼青鬼

刈宿町にある常楽院閻魔堂

国道247号線沿い、刈宿の交差点から100メートルほど北へ行くと右手に小さなお堂があり、そのお堂の両端にきつ然と立っているのが2体の鬼です。

 

よく見るとなかなか可愛らしいその顔つき。

体も漫画チックな体系をしております。

コンクリートで作られてたと思しき鬼についてネットで調べてみましたが全く手がかりがありませんでした。

まだまだネットでもわからない情報ってあるもんですね。

 

そこで参考にしたのは書籍です。

私も大好きな1冊、「東海珍名所九十九ヶ所巡り」が色々と教えてくれました。

著者の大竹敏之さんは浅野祥雲の研究でも知られた方です。

浅野祥雲というと、知る人ぞ知る「桃太郎神社」や「関ヶ原ウォーランド」のオブジェを製作した方。

刈宿の鬼は浅野祥雲ではありませんが、なにやら通じるものがありますね。

 

本によれば、近くにある刈宿の大仏と同じ時期(昭和4年頃?)に地元の澤常吉さんが音頭を取り作られたのではないかと言われているそうです。

右の鬼の角が折れているのは伊勢湾台風で倒れた際に折れてしまったとのこと。

作られてから90年ほど経過しているようですが、その存在感が衰えることはありません。

 

鬼の手にみかんが乗せられているのは今も昔も変わりませんね。
次回の後編では閻魔堂の中を覗いてみましょう。